タイトル無

何がしたいのかわからないのでとりあえず記事を書いていきます。

教誨師

 この映画も一緒に借りてきてよかったので。

備忘録的なものとして。

教誨師 (講談社文庫)

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教誨師 [DVD]

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『教誨師』予告

 

見覚えある方もおられると思いますが

大杉連さんの遺作となった映画です。

 

あらすじ

プロテスタントの牧師、佐伯保。彼は教誨師として月に2 回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚と面会する。無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。気のよいヤクザの組長、吉田。年老いたホームレス、進藤。よくしゃべる関西出身の中年女性、野口。面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。そして自己中心的な若者、高宮。佐伯は、彼らが自らの罪をしっかりと見つめ、悔い改めることで残り少ない “生” を充実したものにできるよう、そして心安らかに “死” を迎えられるよう、親身になって彼らの話を聞き、聖書の言葉を伝える。しかし、意図せずして相手を怒らせてしまったり、いつまで経っても心を開いてもらえなかったり、苦難の日々が繰り返される。それでも少しずつ死刑囚の心にも変化が見られるものの、高宮だけは常に社会に対する不満をぶちまけ、佐伯に対しても一貫して攻撃的な態度をとり続ける。死刑囚たちと真剣に向き合うことで、長い間封印してきた過去に思いを馳せ、自分の人生とも向き合うようになる佐伯。そんな中、ついにある受刑者に死刑執行の命が下される....。

 

と、まぁ、こういう映画です。

終始、教誨師と死刑囚が言葉を交わす場面で進んでいきます。

こういう映画が私は好物です。淡々と進んでいく映画が好き。

2時間をこれで進めていけるという映画ならではの、ドラマとかでは表せない表現が好き。(CMとかが入らないのとかもある)

死刑囚一人一人の個が際立っていて、死刑囚なのに個として際立つというのは矛盾のような、最後の輝きのような、普段なら何気ないことなのでしょうが『死刑囚』という肩書によってそれがスポットを浴びたような。(死刑囚を美化している訳ではありません)

 

最終的に問いかけるような終わり方をするんですが、かなり考え込む映画でした。

 

ここで知った玉置玲央さんという俳優さんも素晴らしかった。

基本的に演劇が好きなので、劇団仕上げの俳優さんはなかなか引き込まれます。仕事を辞めてからいろいろ映画を見る機会が増えて、知らない俳優さんが沢山いて本当にビビる。

 

気になる方は是非、見てみてください。